解散 or 存続!?株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」を開催しました

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株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」を、11月13〜15日の3日間、西本町のギャラリーSLC OSAKAにて開催しました。

初日のレセプションパーティーも含め、沢山の方にご来場いただき、驚きと感謝の気持ちでいっぱいです。まずはお礼を言わせてください。本当にありがとうございました。

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
ギャラリーの窓に設置されたアホテック様の巨大ターポリン幕が目印。

さて、今回の個展について、「なぜ5周年なのに16年目?」というツッコミを多数いただいたので、まず最初に説明しておきますが、株式会社人間は、会社設立以前から、代表の花岡と山根が専門学校生時代に組んだ「チーム人間」としての長い活動があったのです。

幾度かのメンバーチェンジを経て現在の6人体制の株式会社人間となったのですが(この辺の話は長くなるので割愛します。あ!好評発売中の作品集を買うと詳しい年表を見ることができます!)、今回は、そんな、代表2人の若かりし頃の活動も含め、この16年間で制作した約80点の作品を展示。そして、「株式会社人間はこのままで良いのか?何か間違っているのではないか?」という疑問を来場者に判断してもらい、「間違っている」という声が多い場合「株式会社人間は解散!」という、会社の存続を賭けた企画でした。

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
カフェの上の2〜3Fがギャラリースペース。お洒落。

というのも、「面白くて変なことを考えている」をテーマに、ひたすら真面目にアホなことに取り組んできた株式会社人間ですが、実のところ、会社設立から5年経っても未だに方向性が定まっておらず、自分たちのことを上手く説明ができないという悩みがあります。アホなことだけをやってる会社に見られるため、大きな仕事につながらない。真面目な賞は獲れない。そもそも、自分たちのやっていることは本当に面白いのかわからなくなっている…。と、日々葛藤してるのです。

そこで、5周年という節目を機に、株式会社人間の過去を振り返り、今後の活動について考えるために、今回の個展を企画。下手すりゃ解散ですが、思い切って、来場者の判断に身を委ねることにしました。

実際にどんな展示内容だったのか、解散か存続かの結果も含めレポートしたいと思います。

学生時代〜社会人時代のチーム人間

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
来場者全員に5円を配布。

今回は入場料−5円ということで、受付では来場者にマイナス分の5円を渡していました。展示を見に来るだけでお金がもらえます。

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
人間の黒歴史が詰まったコーナー。

まずは学生時代の、代表2人にとっては「二度と見たくない」というしょうもない作品から、社会人になってメンバーも増えたが迷想していたチーム人間時代の作品のコーナー。

チーム人間時代の作品の中で人気だったのは、Webサイトを通して寝ている人を起こすことができる「めざますテレビ」の展示。実際に展示会場の真ん中で、布団に包まって寝ている人を、手前に置いてあるPCの「起こす」ボタンを押すことで、ブロアーからの送風と騒音によって、強制的に起こすことができました。

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
けっこう本気で寝ていたらしい寝る役の人。

3日間寝る役に徹した大学生の高橋。2日目前半はPCの調子が悪くなり、システム調整を行っていたため、誰にも起こされることなく本当に寝るだけの簡単なお仕事になっていたという…

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
なぜか女子高生も寝ていた。

展示を見に来ていた現役女子高生が「わたしも寝る役をやりたい」というので、しばらく女子高生が寝ていました。

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
チーム人間時代のゲームFlashゲームコーナー。

チーム人間時代は主にWebコンテンツ、Flashゲームを多数作っていたため、ゲームプレイコーナーも設置。美女と一緒にごはんを食べたりできる「左手ごはんで右手マウス」や、世の中の素晴らしいアイデアをつぶしまくる「エジソンゲーム」などが人気でした。

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
ペラペラの猫。

こちらは、野良猫の写真を紙に印刷してボードにした「ペラ猫」シリーズ。「買いたい」という声が多かったのですが、過去にフリマで販売したところ全然売れなかった経験があるので、うっかり商品化して在庫を抱えるのが怖い!本当に売れるの?これ。

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
なぜかファンの多い妖怪ごみあし。

出た〜!大人気の「妖怪ごみあし」!!

黒いごみ袋が廃止になって依頼、絶滅の危機に陥っている、ごみ置き場に生息する妖怪です。今まで目立った活動はしたことがないのに、今回の個展では「妖怪ごみあしを目当てに来た。」という人が続出。どこで知ったんでしょうか?

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
ごみあしの動きにビビる人。

子どもを泣かせ、大人もビビらせていたごみあし。健康上の都合で長時間の展示は出来ないため、会えた人はラッキーです。

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
ごみあしの直筆サイン。

作品集を購入した方で、ごみあしのサインが欲しいという要望も…。ごみあし初のサインは、もちろん足で書きました。

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
やたらと妖怪の存在感が大きい個展。

同じく妖怪シリーズの「妖怪タクシー」は子どもに人気。今回のために新たに制作した改良版で、弱点であった「ものすごく遅い」という速度が「歩くのと同じくらいの早さ」までは出るようになりました。

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
子どもを泣かせる妖怪タクシー。

しかし、やっぱり泣く子も続出。

株式会社人間以降

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
賑わっていたKinect巨乳体験コーナー。

続いて、株式会社人間になってからの作品コーナー。

画面の前に立つだけで、画面の中の自分が巨乳になってしまうKinect巨乳も、実際に体験することができました。男女問わずジャン巨乳になった自分に喜ぶ姿が…。手でさわったり、飛んだり跳ねたりすることで本物のおっぱいのように揺れるため、画面の前では飛び跳ねる人の姿が多数見受けられました。

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
幼女も巨乳を揺らして飛び跳ねていた。

また、カタカナの「ス」の形をしたイス「スイス」は、実際に座って写真を撮ることができたため、撮影スポットに。

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
3階では近年の作品や会社の真面目な仕事も紹介。

上の階では、RPGの世界に出て来るドット絵の宝箱を商品化した「あの宝箱」や、左右の穴にiPadをはさみ自分の顔の分身を映し出すことでプレゼンで相づちを打ったりしてくれる「3Kディスプレイ」、アホのためのカンファレンス「アホテック東京」のモデレーターでありアホの神様である「アホテック様」の衣装展示などがありました。

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
にんげんとふえ体験コーナー。

昨年制作した、フエラムネの音に反応して36体の頭が目を光らせながら動く「にんげんとふえ」の体験コーナーも賑わっていました。

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
アプリ展示コーナー。

アプリのコーナーでは、ケンドーコバヤシさんとのコラボで制作した、ひたすら美少女に見つめられるだけのアプリ「見てる女やさかい。」等を展示。

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
謎解きゲームのツール展示コーナー。

「博士の異常なモテモテ人体実験」をはじめとする「謎解きゲーム」のツール展示コーナーも。

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
バーグハンバーグバーグのシモダテツヤ氏からのメッセージ映像。

バーグハンバーグバーグのシモダテツヤ氏、ご近所の仲良し企業ZIZOの川口智士氏、面白法人カヤックの柳澤大輔氏、CM界の巨匠の中島信也氏に、「株式会社人間はここが間違っている」というテーマでメッセージをいただきました。

中島信也氏からは13分もある力作映像が届き、あまりにも長いのでショートバージョンを流していましたが、13分バージョンもどこかで公開したいです。

未来の株式会社人間

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
黒いカーテンの奥には株式会社人間の墓が…

最後は、黒いカーテンに包まれた30年後の未来コーナー。
ここでは、株式会社人間の墓が設置されており、来場者がお線香を手に取り、株式会社人間が「間違っている」か「間違っていない」かの票を、右と左の壺に分けて入れてもらうようになっていました。

このお線香の数によって、株式会社人間の存続が決まります。

結果はこちら。

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
右の方が多い。

株式会社人間は「間違っていない」の方が若干多い!

というか、ちょっと待って!!あれ?間違っているの方のお線香多すぎじゃない?間違ってるが多ければ解散ですよ?これ、一歩間違えば本当に解散だったじゃないですか…。でも、とりあえず「間違っていない」の方が多い!多かった!!

ということで、株式会社人間は、解散しません!!

これからも真面目にアホなことを続けていきます!!

ありがとうございます!!

おまけ

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
レセプションパーティーの花岡&山根。何かが間違っている。

初日の「間違ったレセプションパーティー」も大盛況でした!
ドレスコードが”ツッコミどころのある間違った格好”ということで、主催も間違った格好で登場。

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
鼻毛の森ライブ。

1階のカフェでは、世に蔓延る理想論だけの間違ったラブソングを撲滅する鼻毛の森氏のライブや、株式会社人間の間違いを指摘するトークセッションを行い、2〜3階の展示会場では作品の観覧や体験の他、オリジナルカレーを振る舞うトミモトカレーのコーナーがありました。

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
レッテル祭。

そして、やたら盛り上がった、パーティー会場にいる人の背中に(初対面でもOK)独断と偏見でレッテルを貼っていく「レッテル祭」。最後に、ツッコミどころのあるレッテルを貼られまくっていた2人を表彰しました。

最後に

今回の個展をやるにいたって、自分たちの活動をイチから見直し、お客さんの反応を見る事で、自分たちのあるべき姿がちょっとだけ見えてきた気がします。まだ、方向性や今後の目標は、はっきりと定まっていませんが、「間違っていない」という意見が多かったということを信じて、このまま突き進んでいこうと思います。

やっぱり賞を取りたいし、有名になりたいし、印税生活がしたいし、モテたいし、チヤホヤされたい!キャバクラ行きたい!ドンペリ飲みたい!おっぱいを揉みたい!株式会社人間はまだまだ死にません!

株式会社人間設立5周年記念企画「16年目で間違いに気づいた展」
株式会社人間+スタッフ。

最後に。今回の個展を実現するにあたって、たくさんの方にご協力いただきました。本当に本当にありがとうございました。

16年目で間違いに気づいた展

【企画】株式会社人間
【プロデュース】花岡洋一、山根シボル
【デザイン】山根シボル、松尾聡
【文章】トミモトリエ
【メインビジュアル撮影】島田洋平
【展示制作】山本正勝、皿田亮朋、トミモトリエ、河本裕介、社領エミ、佐々木航大、近藤仁美
【妖怪タクシー制作】阪井信明
【動画メッセージ】中島信也、柳澤大輔、川口智士、シモダテツヤ
【キャスト】花岡洋一(妖怪タクシー)、高橋未来(寝る女)、大沢隆之(妖怪ごみあし)、島田彩(30年後の花岡の娘)
【スタッフ】曽我部優香、サカモトハルヒコ、太田みか、高見怜那
【司会】日座裕介
【ライブステージ】鼻毛の森

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株式会社人間初の作品集が完成しました〜!!
今回の個展の内容と同じ2000年から2015年までの16年間の作品をまとめた、読み応えたっぷりの120ページ。個展会場でも販売していましたが、人間市場で通販もスタートしました。会場で買いそびれたという方は今すぐクリック!