没ネタのガチャ「企画之墓」を設置しました

2021.08.12

100円で没ネタが蘇るマシン誕生

どうも、人間の山根シボルです。
お盆の時期にピッタリの作品をつくりました。100円を入れてダイヤルを回せば小さな企画書がコロンと出てくる、没ネタのガチャガチャ「企画之墓」です。
まずは、「なぜ墓をつくったのか?」からお話しましょう。

出来なかった企画を復活させたい

私たちは、変な作品をはじめ、広告や記事など様々な分野で数え切れないほどの企画・制作を行ってきました。その一方、実現した企画の裏には「目的に合わない」「実現が難しい」などの問題を抱えた、数え切れないほどの「没ネタ」も生み出していました。

そんな「没ネタ」達はそのまま死ぬわけではなく、幽霊のようにプランナーの心に蓄積されていくわけで。いつか成仏させられないかと、弊社では「企画天国」「没ネタナイト」「人間研究所」など、実現しなかった企画に光を当てるような活動をしてきました。
その時必要じゃなかった「没ネタ」も、時と場所が変われば必要な人がいるかも知れないですからね。


企画を届ける仕組みのイメージ

そんな中、弊社の岡シャニカマが出してきた企画のなかにこんなものがありました。
「企画のお墓」という世の中の没ネタのデータをサーバーに蓄積しデータベースを作るというアイデアです。



企画天国「企画のお墓」

なるほど、没ネタの墓をつくるのは面白いんだけど、サーバーでいいのかなぁ。せっかくモノなんだしモノとしての機能が欲しいなぁ……と、悩んでいる矢先、別件で購入していたガチャガチャのマシンが目に入ったのです。

お墓とガチャガチャが合体「企画之墓」

「没ネタの墓がそのまま企画の販売機になる」
そんなコンセプトを思いつき、作り上げたのがこの不吉なルックスをしたガチャガチャです。




父の墓参りに来た娘のような写真が並んでいますが、手を合わせているわけではありません。
実寸台のお墓にガチャガチャの本体をそのまま埋め込んでおり、100円を入れてガチャッと回すとカプセルに入った小さな企画書が出てくるのです。まずは、「株式会社人間の企画天国」で公開している企画を中心に、弊社の没ネタを再編集して入れる予定です。


他人の企画書を読むと、そこから自然と「あ、この企画はアレに応用できるかも。」「ここを少し変えたら自分の商品にも対応できるかも。」など、新たな発想が生まれたり、アイデアの飛躍につながることがあります。

私たちのアイデアが、あなたのアイデアの手助けになれば嬉しいですし、もしも出てきた企画をのままやりたい!と思った場合は、気軽に弊社までお問い合わせください。そんな、少しやらしい気持ちを凝縮して、小さなカプセルに詰め込んでおります。

まるで本物のお墓を置いてるようなクオリティ

実は今回、企画書を書いて「どうやって作ろうか…」と思っていたところ、助っ人として京都芸術大学からインターンとして来てくれた、早川さんがすごくいい仕事をしてくれました。
我々が持っていない造形の技術を駆使し、ほぼ一人で設計し、インターンで力を合わせて完成まで持って行ってくれたことで非常に助かりました。


彼女の、初めて墓を作り上げた体験が、人生の最後にもまた役に立つことを願っています。

あなたのオフィスにも1基いかがですか?

まずは株式会社人間のオフィスに置くことから始めます。
是非、お墓参りをしに来てください。(本格稼働は盆明けからです)

また、この「企画之墓」を通じて社外とのコミュニケーションを取りたいですね。
通常のガチャガチャのように通りすがりの人に利用してもらったり、他の会社のオフィスにも設置してみたいですし、中に入っている企画書も「シークレット」扱いで他社の没ネタも入れても面白そうです。

最後に、この「企画之墓」で得た利益は会社に入っても面白くないですし、世の中の役に立つような使い道を検討中ですので、心置きなく100円を注ぎ込んでいただければと思います……

料金: 1回100円
設置場所: 株式会社人間(〒550-0003 大阪府大阪市西区京町堀1-12-11-4F)
サイズ: H165cm × W63cm × D81.5cm

企画之墓に関するお問い合わせはこちらからお願いします。
https://2ngen.jp/contact/