花岡です。
ぼくが授賞式に行けなかったので、
代わりに大学を辞めたばかりでカメラマンを目指す西畑将大に、何も知らせず参加してもらいました。
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昨年末の煉瓦状制作にて、煉瓦を割る才能を認められ、人間でアルバイトをしている西畑 将大(にしはた しょうだい)です。
現在は人間編集部でカメラマン兼編集アシスタントをしており、もっとちゃんとしたカメラマンになりたい人です。
そもそもAPA AWARDとは、
公益社団法人日本広告写真家協会(Japan Advertising Photographer’s Association)の略で、ざっくり説明すると「日本の広告写真ですごい賞」です。
こんなに凄い賞を入賞したにも関わらず、人間の社員は誰も受賞式に行こうとしないので、バイトの僕が東京まで行ってきました。
受賞会場は恵比寿にある、東京都写真美術館。
「寝たきり銀幕デビュープロジェクト〜高齢者は、往年のスターだ〜」が、広告写真部門にて、なんと入選しました。
展示会場へと行くと…
(右下の2つが人間の写真です)
小栗旬の横、斎藤工の下に、人間の作品が飾られていたのです。
その他にも有名企業の広告写真がゴロゴロありました。
そして受賞式なんですが…
超真面目なヤツでした。
異常に長い肩書きの人が、なぜか生演奏と共にぞろぞろと出てきて挨拶しますし…
そんな超真面目な受賞式に僕は「花岡洋一」の名札をつけて乗り込んできました。
今回のプロジェクトで撮影していただいた、カメラマンの澤尾さんも「今日お前は花岡洋一として生きろ」とのこと。
マジかよ。
関西大学に退学届けを提出した次の日にやってきて、この企画に1ミリも関わってないのに、しかも社員でもなんでもないバイトなのに。
「呼ばれたらどうしよう…社長としての挨拶ってなんだよ…」とかなんとか考えてましたが、一切触れられることなく終わりました。
授賞式の後、懇親会があり「せっかく東京まで来たから、ご飯食ってから帰ってやろう」と思い、参加してきました。
「バイトなのに、こんなところにいていいのか?」と、ずっと思ってましたが、「受賞おめでとうございます」と声をかけて頂いたり、グランプリを受賞した方とお話できたりと、かなり和やかでした。
僕がなりたいタイプのカメラマンさん達とお話出来たので、東京まで行って良かったです。
そして話した方、全員に「僕、実は花岡洋一じゃないんですよ…」と説明しました。
終わり。