涙のエンターテイメント
フラレタリウム
今回は、「フラレタリウム」の思い出を語らせて頂きます。
5月25日(土)・26日(日)の二日間行われた作品なんですが、
もはやインスタレーションでもない、まったくIT関係ない、
あえて言えば「20分の朗読&ライブステージ」という、
舞台のような不思議な作品になりました。
発端は鼻毛の森
最初に「フラレタリウム」と言ったのは、
リアルラブソングという孤高のジャンルを生み出した
「鼻毛の森」さんである。
私たちのWEBサービス「鼻毛通知代理サービス チョロリ」がヒットした頃、鼻毛関係で繋がった「鼻毛の森」さん。
たまたま大阪に遠征に来ていた鼻毛の森さんと初対面の時、
(なんか汗だくだなー)と思いながら色々しゃべった後、
心をひらいてくれた鼻毛さんが言い放った、
「フラレタリウムやりたいんすよねー。」
その一言が、喉に刺さった小骨のようにずっと頭に残っていました。
鼻毛の森「プラネタリウム借りれないかなー?」
そして2年経ち、今年もアートイベント「ツムテンカク」を開催することになり、株式会社人間も作品を展示することに。
なにか大ネタないかなと思い出したのが「フラレタリウム」。
これを口実に鼻毛の森さんも呼べるし一石二鳥じゃないか!と、
早速、鼻毛の森さんに連絡をつけ、
フラレタリウムプロジェクトは始まったのです。
それにしても、こんなに「鼻毛」と打ち込んだのは初めてである。
6mの巨大ドームでオリジナルプラネタリウム
この作品のすごい所は、
・直径6mのドーム型プラネタリウムを使用
・夜空の星座をすべて「フラレ星座」に差し替え
・「フラレ星座」のエピソードは全部実話
・1日目は録音だが、2日目は生ナレーション&生ライブ
という点。
早速写真を見ていただきたい。
真っ暗な状況でいい写真が撮れなかったので見にくいかもしれないですが、今度10円あげるから許してください。
星空の登場にワクワクするお客さん
ナレーションとエピソード朗読とで2名の声のプロが。豪華。
七股された「ほっとくと七星」など、実話を元にした星座。
「誰でもよかった だから君でもよかった」と絶唱する鼻毛さん。
最後にはなぜか「感動した」とお客さん。
ライブはナマモノなのであの熱さは伝わらないが(炎天下の中のあのドームの中の暑さも)、雰囲気だけでもわかってもらえたでしょうか。
失恋はマイナスだけではない
この作品のテーマについて、
冒頭のナレーションではこう言っています。
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フラレタリウムは、
「失恋した人々が見ている夜空」を再現したプラネタリウムです。
気持ち暗めの夜空の中、輝くのはフラれた人々の思い出達。
誰かに伝えたい愛の証が、星となって夜空に残っているのです。
この、フラレタリウムではその星たちの物語を中心に、
星空の、もうひとつの側面を知って頂きます。
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失恋というのはマイナスではなく、
結果は残念でも「人を好きになった」こと自体は、
プラスの思い出です。
その恋愛の輝きを星座にしたプラネタリウム、
それが「フラレタリウム」なのです。
満員御礼
それにしても、当日は満員御礼。
急遽1回講演を増やし、1日で120人以上のお客さんに作品を見て頂きました。
このイベント、そこまで大きな予算をかけなくても、
どこでもできるので(出来れば室内)
泣かせたいクライアント様、失恋関係のクライアント様、
オファー下さい!
ご連絡先は、
06-6445-1040
otoiawase@2ngen.jp
まで!
君の失恋話を星座にしてやろうか!
企画制作: 株式会社人間、鼻毛の森
ディレクション: 花岡洋一(人間)
演出・脚本: 山根シボル(人間)
歌・楽曲・テキスト: 鼻毛の森
ナレーション: 小崎正義、川西沙紀
プログラム: 河本裕介(人間)
デザイン・イラスト: 社領エミ
プラネタリウム機材: 株式会社メディア・アイ・コーポレーション
協力: SCRAP、フラれたみなさま