サザエで始まり、万博を盛り上げ、背骨で終わる人間の2025年
こんにちは、広報のはまだです。2025年も大変お世話になりました。ありがとうございました。
さて、みなさんご存じのとおり、私は広報です。
……なのですが。
今年は万博に浮かれすぎてしまい、人間が日々やっていた仕事を、あまり広報できていなかったなと、12月になってようやく反省しました。
万博は10月に終わっているのに、反省が12月になってしまったあたり、完全に万博ロスです。すみません。
というわけで、せめてブログを書きます。
万博以外の仕事のこと、そして人間がこの1年で何をしてきたのかを、改めてちゃんと紹介させてください。
どうか、読んでください。お願いします。
あと広報として、年間のメディア露出数を報告しておきます。念の為。
7月にスイスが話題になったほか、10月には「大阪・関西万博デザイン展」があったりと、さまざまなメディア露出がありました。(テレビ9件、雑誌3件、新聞9件、Web媒体6件、ラジオ1件)
万博の後押しもあり、メディアにはそれなりに露出できていたのかもしれません……!
株式会社人間の2025年
人間の新年は、毎年恒例になっている「変な年賀」から始まります。
2025年は、サザエで作った年貝状でした。2月には、万博開幕直前でめちゃくちゃ忙しいにもかかわらず、花岡さんが火祭りに行きたい!と言い出して、なぜか火祭りを見に行っています。(なぜ?)
さらに、記事や動画の企画・編集チームである「人間編集部」が、「株式会社人間編集舎」として分社化されました。
3月は忙しさで何度か死にかけ、4月、いよいよ万博が開幕しました。
5月から10月までは、万博関連の仕事を中心に、その他の広告の仕事も重なり、多忙が極まっていた時期です。振り返ると、「忙しかった」という記憶だけが、わりと強めに残っています。
そして11月、人間は設立15周年を迎えました。ラスト12月には、15周年企画として「背骨」を公開。
サザエで始まり、万博を盛り上げ、背骨で終わる一年。
単語だけ聞くと、何をしている会社なのかまったくわからないですね。すごいのか、すごくないのか….
| 1月 | ・年賀状2025「年貝状」 ・火祭り研修のために野沢温泉へいく ・関西編集保安協会「編集の悩みトルツメ交流会 vol.02 in 大阪」開催 |
| 2月 | ・人間編集部から株式会社人間編集舎へ分社化 ・MUIC Kansai「OSAKA BUDDY MeetUp Vol.1」開催 |
| 3月 | ・マイネ王10周年企画「マイぴょんVS圏外からの侵略者」を公開 ・ロゴなどを手掛けた「秘密のシェフズテーブルO」がグラングリーン大阪にオープン ・大阪観光局「しっとんか大阪」リニューアル ・Osaka Metro ×ハウス食品グループ「SPICE DIVE! OSAKA」開催 ・「人間酒場」 in 心斎橋PARCO 開催 |
| 4月 | ・OPEN DESIGN 2025「EXPO WORLDs」 ・エモい展で「それでは、さようなラジオ」を展示 ・帰ってきた!パワーワード展で「民間のやまびこ」を展示 ・万博会場で「ザ・オカムラ座」を公演 ・「OSAKA YORUMON」プロジェクトが始動 ・関西カレー保安協会「SAVE THE CURRY vol.04」を開催 |
| 5月 | ・万博会場で「大阪超越文化横丁」を公開 ・万博会場で「EXPO共鳴フェス「人間響命祭」in EXPO2025」を開催 ・「ひときわ音楽祭 in EXPO2025」を開催 ・スイスパビリオンでスイスがバズる |
| 6月 | ・mineo 11周年記念「ホットひといき“いいかげん”なキャンペーン」を公開 ・万博会場で人間の集合写真を撮影 ・「UTSUBO DESIGN TOURS 2025」を開催 |
| 7月 | ・映画「近畿地方のある場所について」のプロモーションを公開 ・妖怪ごみあしのインスタグラムを開設 ・大阪観光局「Discover OSAKA」プロジェクトが始動 ・花岡とバーバラがカナダ・ニューヨークを視察 |
| 8月 | ・清水原作の漫画「魔王城サイドウェイ」がジャンプSQで連載開始 ・3社合同の「経営運動発表会」をエディオンアリーナ大阪で実施 ・「ふきだしカチューシャ」がちょっとだけいいねがつく ・「アーバン博 大阪オノマトペ」を公開 |
| 9月 | ・万博会場でEXPO WORLDsの制作秘話ムービーを撮影 |
| 10月 | ・「大阪・関西万博デザイン展」を開催 ・「驚異の部屋の私たち、消滅せよ。— 森村泰昌・ヤノベケンジ・やなぎみわ —」のビジュアルを解禁 ・「世界のミャクミャク展」のビジュアルを公開 ・「六甲山スノーパーク」のビジュアルを公開 ・関西カレー保安協会「SAVE THE CURRY vol.5」を開催 ・近畿大学「おおさかメディカルキャンパス」の移転に密着 |
| 11月 | ・株式会社人間が15周年を迎える ・コカレロ×ヘンとネン「超生命体の偏愛酒」が開始 ・「超生命体バザール in アメ村天国 2025」を開催 |
| 12月 | ・MUIC Kansai「OSAKA BUDDY MeetUp Vol.2」を開催 ・大阪観光局「Discover OSAKA 」が公開 ・株式会社人間15周年企画「背骨」を公開 |
万博に隠れていろいろやってました。広告のお仕事たち
今年の人間といえば、「とにかく万博の仕事をやっていた!」というイメージが強いと思うんですが、その影にかくれて、万博じゃない仕事ももちろんやっています。
お湯の温度をいいかげんに予想するゲームに、呪いのお札だらけのバス、ヴィーナスの顔が2つ並んだ
看板など、Webやグラフィック、イベント制作など、実はいろいろやってました。
人間史上、いちばんかわいいキャンペーンが爆誕。

格安スマホSIMサービス「mineo」の11周年記念キャンペーンの企画・制作を担当しました。
キャンペーンでは、お風呂の温度をmineoのキャラクター「マイぴょん」のちょうどいい湯加減に合わせて予想するゲームを制作。
マイぴょんのイラストがとてもかわいく、人間史上最高にキュートなキャンペーンに仕上がっていました。
ちょっと性格が悪いことが売りの弊社にとっては珍しいかんじですね。
[タイトル]mineo 11周年記念 ホットひといき“いいかげん”なキャンペーン
[公開日]2025/6/3
[担当]コンセプト開発 / 企画 / Webデザイン / グラフィックデザイン
ヴィーナスの顔が2つある変な看板がグラングリーン大阪に登場

3月には人間がロゴと看板制作を担当した「秘密のシェフズテーブルO」がグラングリーン大阪にオープンしました。
ウロボロス(自らの尾を飲み込んで輪になる蛇や竜を表し、永遠や循環、無限を象徴するシンボル)のようなイメージにしてほしいというリクエストを受けた結果、こうなりました。
ヴィーナスの顔が2つもあしらわれた看板は、世界中探してもここでしか見れないと思います。たぶん。
[タイトル]秘密のシェフズテーブルO ロゴデザイン
[公開日]2025/3/21
[担当]ロゴデザイン / 看板制作
32人の超越人があつまる圧巻のビジュアルを制作

こちらは万博関連といえば万博関連なのですが、会場外のお仕事となるため、あらためてご紹介させてください。
大阪ヘルスケアパビリオン「リボーンチャレンジ」における、池田泉州銀行展示「大阪超越文化横丁」のコンセプト設計からキービジュアルまでを担当しました。
新たな可能性を切り拓く存在=「超越人」として位置づけたビジュアルを制作したのですが、その数なんと32社分。
超越人が32人も集まったビジュアルは、やはり圧倒的な迫力がありますね。
[タイトル]GUTSU GUTSU CHALLENGE「大阪超越文化横丁」
[公開日]2025/4/14
[担当]コンセプト開発 / 企画 / グラフィックデザイン
お札だらけのバス、渋谷の街を走る。

映画『近畿地方のある場所について』の試写会イベントの企画および一部制作を担当しました。
こちらは、弊社のホラー好きデザイナー・山岡にとって、念願のホラー案件でした。
「呪いのお札」が所狭しと貼られたラッピングバスが、渋谷の街を爆走したそうです。
来年もホラーのお仕事をお待ちしております!
[タイトル]「近畿地方のある場所について」東京プレミア・ミステリーバスツアー
[公開日]2025/07/29
[担当]企画 / ラッピングデザイン
現代美術家のレジェンドとの緊張感ある仕事が開始。

2026年の4月、大阪中之島美術館で開催される「驚異の部屋の私たち、消滅せよ。— 森村泰昌・ヤノベケンジ・やなぎみわ —」のメインビジュアルを制作しました。
代表の山根は、「尊敬してきた3人との打ち合わせに参加できて最高!!」とのことです。
美術館のお仕事ということもあり、緊張感はありますが、人間が消滅しないように頑張ります。
まだまだ情報が解禁されていませんが、どんな展示になるのか今から楽しみですね!
[タイトル]驚異の部屋の私たち、消滅せよ。— 森村泰昌・ヤノベケンジ・やなぎみわ —
[公開日]2025/5/14
[担当]コンセプト開発 / グラフィックデザイン / コピーライティング
スキー場選びの新しい基準「スノパ」を提案
六甲山スノーパークの2025-2026シーズンのコンセプト開発、企画、ビジュアル制作を担当しました。
雪遊びエリアやオリジナルコンテンツ「そりごたつ」など、多彩な雪の楽しみ方ができる点を、タイパ・コスパに並ぶ新しい価値として“スノーパフォーマンス”の高さと表現。
スキー場選びのこれからの新しい基準は「タイパ・コスパ・スノパ」です。よろしくおねがいします。
[タイトル]六甲山スノーパーク「コスパよし!タイパよし!スノパ最大級。」
[公開日]2025/12/6
[担当]企画 / コンセプト設計 / グラフィックデザイン / コピーライティング
意味のわからない作品もいろいろ作ってました。
一見すると無駄にも思える、意味のわからない作品を、今年もつくっていました。
「AIの時代だからこそ、無駄なことをしよう!」と、あのホリエモンも言っていたので、弊社はもしかすると時代の先をいっているのかもしれません。絶対にそんなわけないけど。
それでは、さようなラジオ
体験型アートイベント「シダレミュージアム2025 エモい展」にて、アート作品「それでは、さようなラジオ」を制作しました。
山根が個人的に抱いている2大エモ「世界の終わり」と「ラジオ」を組み合わせた作品だそうです。
展示されているQRコードからリクエストサイトを開き、リクエストテーマである『世界が終わる日に聴きたい曲は?』の投稿をすると、即座にAIパーソナリティ「THE エンドウ」が気持ちのこもった返答を返してくれます。
妖怪ごみあし

今年、株式会社人間として初めてインスタグラムを開設しました。アカウント名は「妖怪ごみあし」。
中津や京町堀をはじめ、大阪のさまざまな街に出没する妖怪ごみあしの姿を観察・記録しているアカウントです。
ごみあしをIPとして育て、一発当てたいです。
企画天国
実現したい企画をストックするサイト「企画天国」というのがあるんですが、あんまり更新してなかったのに、今年から急にがんばりはじめました。
来年は夢の「企画天国SHOPを開きたいね〜」なんてことも言ってたりします。企画天国の主力メンバーである清水さんは、カチューシャに味をしめてました。
ただサボってるのに、仕事のことを考えてるように見えるカチューシャをつくってみました。
お盆明け週間は体もダルいので、着用して適度にサボりつつやっていきましょう。#企画天国 pic.twitter.com/D8MRGPhL2q— 株式会社人間 (@ningen_inc) August 20, 2025
食べたら太ることを教えてくれる「脂肪フラッグ」を作りました。#企画天国 pic.twitter.com/AIjMSxKvkP
— 株式会社人間 (@ningen_inc) July 30, 2025
トイレットペーパーを回し車にしてしまう「こっそりハムスター」をつくってみました。#ハムスター #トイレ #企画天国 pic.twitter.com/Z0o4VLWBDQ
— 株式会社人間 (@ningen_inc) December 17, 2025
人間編集部が分社化し、人間編集舎に

2025年の2月には、「人間編集部」が、「株式会社人間編集舎」として株式会社人間から分社化しました。
「ひらいて、おどる。」をコンセプトに、人と人の間にある見えない壁を壊し、時代を揺らす台風を起こすプロ集団として進化中!
分社化を機に、編集の専門性をより一層高め、独自の軸で事業を展開していくそうです。
ちなみに編集長のトミモトさんは、「相談できるデストロイヤー」から「代表取締役舎長 兼 デストロイヤー」に就任!すごい!
それでもやっぱり、今年は万博イヤー
冒頭からさまざまな取り組みをご紹介してきましたが、やはり今年を語るうえで「万博」は欠かせません。はじめに、万博以外のことを紹介しますと言いましたが、やっぱり万博関連の紹介もさせてください。
会場内の装飾をはじめ、人間が関わった万博関連の仕事は、めっちゃたくさんあります。

まずはというか、このブログを読んだ人全員に大自慢したいのが、会場内のミャクミャクモニュメントや、こみゃくでバズっていたサインをつくったプロジェクト『 OPEN DESIGN 2025「EXPO WORLDs」』 です。
SNSをひらけば、「こみゃく!こみゃく!」と大絶賛の嵐でしたね。すごい。ほんとうにすごい。

ミャクミャクモニュメント「いらっしゃい」
冒頭で、私は「広報なのに仕事をあまりできていなかった」と言いましたが、この案件に関しては、ひとつだけナイスな動きをしていたものがあります。
それが、こちら!

人間のデザイナー・山岡さんが、読売新聞さんから発売されている『2025年大阪・関西万博 リングが照らした未来 報道記事集』 に、こんなに大きく掲載してもらったことです。ナイス広報!最高!
入場の待機列が最寄りの駅まで伸びた伝説のデザイン展
10月には、万博のデザインプロセスを紐解き、アーティストやクリエーターが手がけた会場装飾、サウンドスケープの展示などが見れる「大阪・関西万博デザイン展」を実施しました。
万博ロスもあってか、総入場者数は2.5万人越え。入場の待機列が、会場の最寄り駅まで伸びたときは、さすがに焦りました。
会場の地下にあるカフェで、トークイベントも実施していたのですが、チケットは連日即完!大盛況で終わるイベントでした。

2026年の人間は「背骨」
ここまで長々と読んでいただき、ありがとうございました。
2025年は万博をはじめ、いろいろなことがありました。では、じゃあ2026年は何をやるのか?というと、ひとことで言えば「背骨」です。
12月には、株式会社人間15周年企画「背骨」の特設サイトを公開しました。

この企画について、山根さんは「人間さん、ちょっと最近まじめになってませんか?面白くて、変なことを考えている”という軸から、ブレてないかとよく言われるんです。だから、2026年は、今一度、人間の背骨とは何だったのかを考えたい!」と言ってました。
というわけで、2026年は人間の背骨探しをしていきます。
来年もよろしくおねがいします

