人間の年賀状2026「ねぎま状」

2026.02.19

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はまだみか

ねぎましておめでとうございます。

2026年の人間の年賀状は、「ねぎま状」でした。
写真を見ていただくとそのまんまなのですが、ねぎの間に年賀はがきを挟んだ、ねぎまの年賀状です。

広報としては、ちゃんと「ねぎま状の意味」を説明したいところなのですが、意味は特にございません。ごめんなさい。

しかも作ることを考えず、見た目のインパクトだけで「ねぎま状」を選んだ結果、「とにかく大変すぎた。500本作るには工程が多すぎる。」という記憶しか残っておりません。

年末は、ただただ美味しそうなねぎまを大量に作る日々でしたが、試行に試行を重ね、ほんとうに美味しい「ねぎま状レシピ」が完成しましたので、みなさまに伝授します。
せっかくなので、ぜひねぎま状作りにチャレンジしてみてください。

「ねぎま状レシピ」を大公開

まず、気になる材料はこちらです。

重要なのは、ネギ本体を制作する紙粘土なのですが、いろいろ試した結果、PADICOさんから発売されている「ハードカルモ」という紙粘土がおすすめです。よく伸びるので。

ざっくり工程を分けると、ねぎ作り→年賀はがき作り→串打ち→タレ塗り→焼き→封入となります。
年賀状なのに、工程に、串打ちや、タレ塗りが入ってくる感じ、完全に料理ですね。
動画でもまとめているので、先にこちらを見ていただくとイメージが掴めるかもしれません。

ねぎま状の主役は、やっぱり「ねぎ」 

ねぎま状の主役は、なんといってもねぎです。いろんな焼き鳥屋に足を運び、とにかくねぎま状が美味しく見える、かなり研究を重ねました。

鳥貴族のおかげでクオリティの違いがわかりました

【ねぎの作り方】

1.紙粘土180gに、緑と黄色の絵の具をそれぞれ4g、3gずつ加え、ねぎ色になるまで手でよく練り込む。
2.生地を厚さ2mmまで薄く伸ばし、12cm×3cmの長方形にカットする。
3.カッターなどを使い、生地の表面に細い筋を入れていく。
4.筋をつけた生地を、形が崩れないよう一気にくるっと巻く。
5.仮で串に刺し、ガスバーナーで表面をあぶり、香ばしい焦げ目をつける。

※生地は薄く伸ばすほど、巻いたときにねぎっぽさが出ます。
※筋は均一じゃなくてOK。むしろ雑なくらいが本物っぽく仕上がります。
※焦げ目をつけすぎると「焼きすぎ感」が出るので、ほどほどがおすすめです。


ねぎにあわせる食材「年賀はがき」

【年賀ハガキの作り方】

1.年賀はがきをA3の厚紙に印刷し、4.5cm×3cmにカットしたものを3枚用意する。
2.
串打ちできるよう、穴あけパンチで2か所に穴をあける。
3.仮で串に刺し、ライターを使って四隅を軽くもやし、香ばしい焦げ目をつける。

※はがきは少し厚めの紙を使うと、串打ちしたときに安定します。
※穴の位置をそろえると、仕上がりがきれいです。
※焦げ目は「焼き色がついたかな?」くらいで止めるのがベストです。

はがきは燃えやすいので、扇風機を使用すると効率化を計れます。

試行錯誤の末にたどり着いた秘伝のタレ

【タレの作り方】

1.ねぎ用のタレ
レジン10gに茶色の絵の具0.2gを加え、色が均一になるまでよく混ぜる。

2.年賀ハガキ用のタレ
レジン30gに、レジン用着色剤「宝石の雫(ブラウン)」を2滴加え、ムラがなくなるまで混ぜる。※タレは用途ごとに使い分けると、仕上がりがきれいです。

いろいろ継ぎ足されまくり、秘伝のタレみたいになってました。

ねぎ、年賀はがき、タレを合わせて仕上げる

具材とタレの準備が整ったら、いよいよ串打ちし、焼きの工程に入ります。 

【仕上げの工程】

1.串に「ねんが」の焼印を押す。
2.年賀はがき、ねぎ、年賀はがき、ねぎ、年賀はがきの順に串打ちしていく。
3.ねぎ部分に両面タレを塗る。はがき部分につかないよう注意する。
4.UVライトで1分焼く。
5.次に、はがき部分に両面タレをたっぷりと塗る。
6.再度UVライトで2分焼き、完成。
※タレは思っているよりたっぷりめに塗るのがコツです。
※塗り残しがないよう、側面までしっかり行き渡らせてください。

ほんとうに工程が多いですね…..改めて、完成系がこちら!

お世話になったみなさまを心からねぎらいたい。

今年の年賀状作りも、企画出しから制作まで全ての過程で、本当にたくさんの方に支えられました。

こんな意味のわからない企画にご協力いただきまして、ありがとうございました。心からねぎらわせてください。

企画出しをがんばってくれたみなさまをねぎらいたい。

まずは、企画を出してくださったみなさま。今年は初の試みとして、社外から企画を出したい人を募集しました。

参加人数は21人。ルーレットで発表順を決めました。

その結果、なんと179案ものアイデアが集まりました。過去最多の企画数です。参加してくださり、ありがとうございました。せっかくなので、何案かご紹介させてください。

ミャクあり年賀状 idea by 百瀬ガンジィ

 

年ダチョウ idea by 清水宏世

 

親指初日の出 idea by コジロー

万博イヤーにかけた「ミャクあり年賀状」や、性格の悪そうな「催促状」。実現不可能な「年ダチョウ」など、個性的なアイデアがたくさん集まりました。

インターン生のコジローが出していた「靴下を年賀状にする」というアイデアは、採用されかけたのですが、きちんと調べてみると「はがきの靴下」がすでに販売されていたため、不採用に……!惜しい!

ねぎま状工場員のみなさまをねぎらいたい。

そして、ねぎま状工場にボランティアで来てくださったみなさま。本当にありがとうございました。
ボランティアスタッフは全部で26名。こちらも過去最高の人数となりました。

手伝う内容が不明のままオフィスに来て、ねぎまの説明をうけているみなさん

遅刻してきた社員がねぎらいケーキを買ってくる日も

最後に工場長たちをマジでねぎらいたい

年末で忙しい社員の代わりに、インターン生たちが大活躍。いつのまにか、ねぎま状の工場長になっていました。
工場長たちがいなかったら、この年賀状をみなさまに送り届けることはできなかったでしょう。
本当にありがとうございました。

ねぎまのクオリティチェックを受ける工場長たち

ねぎま状工場長 コジロー

ほぼ全て手作りのカーボンニュートラルすぎる工場長を任せていただいたコジローです。
コジローは工場長として、進捗管理やねぎま状の研究とクオリティチェックを担当しました。
工場長として一番苦労したのは「ねぎ色チェンジ事件」です。
当初はねぎを白と青のどっちで作るか迷っていましたが、順調にねぎ研究を進め、白ねぎの調色レシピも完成。山根オーナーからも白ねぎでGOサインをいただき本腰をいれようとした翌日にまさかの「やっぱり青ねぎにしましょう」と命令が下りました。
すごい嫌でした!だって本物の焼き鳥のねぎまは白いのが多いもん、白に艶めく赤いタレが綺麗だし。
本物のねぎま、ねぎま原作厨の私からすると、ねぎまアニオリ擁護派の意見は受け入れがたかったですが、結果的に年賀状の白と青ねぎのコントラストがクールな最高の一品が焼き上がりました。
最後に一句、腹の奥溶ける事ない苦情ねぎ。(手応えなし)

本物のねぎを挟む偽物のねぎ

ねぎま状エンジニア 星5

ねぎの造形や美味しそうな炙り開発に携わりました、ねぎま状エンジニアの星5です。
私は、毎年搾り尽くされた年賀状ネタを毎日考えるにつれてだんだん「生まれたての年賀状におくるみを着せて発送する」などというクレイジーな事を思い付いてしまう頭にまでなっていました☆(ちょうどその頃私は大学の卒業制作期間でしたので、生まれたての年賀状を卒業制作にしてやろうかと血迷うほどに忙しかったのを覚えています。)

ねぎま状作り初日にして、「長方形に伸ばした粘土をくるくる巻いたらネギになるのでは」と思いプロトタイプを作成してみると、可愛いネギが出現。長方形の縦横サイズを微調整し、結果的にねぎま状のねぎに最適なサイズは12㎝×3㎝ということがわかりました!

それからは量産システムを整え、改良を重ねながら1本1本心を込めたねぎま状が次々に生産されていきました。仕事をしながら「手伝えなくて悔しいわ・・」と適当な事を言って手伝わなかったはまださんや「これやる意味ある?」と不満げに手伝ってくれた社長らのおかげで無事に600本近くのねぎま状を生産できたのでした・・めでたし☆

ねぎま状工作員 渡邊和

ねぎま状工作員の渡邊です。
ねぎま状作りは、焼印を北海道から取り寄せることから始まり、”ハガキの炙り方”を極め、”リアルなねぎの筋”を入れるという、人生で二度と役に立たない、でも確実に大事なスキルをたくさん習得しました。
買出しも串、UVライト、耐油袋、バーナー、焼き網……を求め、大阪中を大爆走。シモジマさん、Seriaさん、コーナンさんには足向けて寝れません。もう垂直寝っす。

そして、耐油袋の印刷で、すべてが狂い出しました。一瞬で終わるはずのプリンターが突然機嫌を損ね、1枚1分。 500枚=約8時間半。目を離すと即詰まる、見守り型プリンターとの真剣勝負でした。クリスマスも、納会後も、深夜2時までねぎま状作り。時給換算を始めた瞬間、佐山ザコシになりかけてすぐやめました☆  「𝑁𝑒𝑔𝑦𝑦 𝐶ℎ𝑟𝑖𝑠𝑡𝑚𝑎𝑠…」と言い出した工場長の目の奥は深いネギ色でした☆

12月30日、発送後の打ち上げで食べた焼き鳥屋のねぎまは、どこか偽物っぽくて、「うちのねぎの方がリアルやな」という結論に。
こんな真剣にねぎまたちと向き合う日々は一生ないと思うと、悲しいわけではないですが、振り返れば、濃くてとても充実したネギライフでした。来年はいかに…!

p.s.年末に見たこの折りたたみマットは炙りたくなりました。

本年もよろ串お願い申し上げます。

ねぎま状完成までにかかる工程は、ざっと数えるだけでも16工程あります。正直、本当に多かったですが、その甲斐あってか、SNSでもかなりの反響がありました。

明和電機さんの投稿は、なんと4万近くのいいねがついていました。ありがとうございます。


「美味しそう」「気が狂っている」といったコメントも多数いただき、嬉しい限りです。

最後になりましたが、設立15周年を迎える2026年は、クリエイティブへの愛に身を焦がしながら、一本芯の通った創作を心がける一年にしたいと思っています。

本年もよろ串お願い申し上げます。

企画出しに参加してくれた方々

ウスイヒロシ
百瀬ガンジィ
ガンチャン
ハマダヒデユキ
ヨッピー
植村祥乃
星見孝将
堤飛鳥
うっちー
さくら
平山幸介
北川茉莉
和田大輝

「ねぎま状」の製作に協力してくれた方々

あふろちゃん。
うっちー
小川聖樹
荻野咲穂
金子千紘
カンダアイキ
栗栖源
黒谷純平
さくら
島田凪
たまき
高嶋ひかる
永長千晴
ねり梅
原田美紀
百瀬ガンジィ
星見孝将
ベーコンモチョチョ
まこっちゃん
最上船
南端愛生
南端真生
宮外真理子