100万円をかけてココノヱとAID-DCC Inc. と落合陽一としくみデザインとプレゼンバトル
まず、「チョコバナナ」という企画を説明するために、
サイトの説明をそのまま抜粋したい。
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雑誌『Web Designing』と吉本デジタルによる「チョコバナナ」は、
“クリエイター”と“お笑い芸人”とのコラボレーションにより、
これまでにないようなデジタルコンテンツを生み出すプロジェクト。
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ということで、
このプロジェクトの集大成として、
今までコラボしてきた芸人さんとクリエイターが
一同に介すイベント「チョコバナナフェス」が
2013年11月17日、ルミネtheよしもとにて開催されることになった。
そして、プロジェクトのひとつとして
「ケンドーコバヤシ監修 見てる女やさかい」という作品をつくった、
我々人間にも『チョコバナナプレゼン』という、
芸人とクリエイターたちがサービスやコンテンツをプレゼンし、
観客の投票によって決定した優勝者に開発資金100万円が
与えられるというコーナーへの、出演オファーが来たのだった。
イベント前日、意外と綿密なリハーサル
イベントの前日、
リハーサルがあるというので前乗りした花岡と山根。
なんと我々が出演する『チョコバナナプレゼン』の
リハ時間は夜中の23時なのだ。
リハ前に東京の寿司を200皿くらい食べて気合を入れる
美人店員がわんさか退出するルミネの裏口から、
劇場の楽屋に入ると、そうそうたる面々が。
しかし、それぞれ、大阪、岡山、福岡と、
ほぼ全員が地方からの参戦ということでこの時点で疲労困憊。
リハ時間をかけて我々とじゃんけんで対決した
AID-DCCさんは最後になり、夜中3時までいることに。
こういうところでダメージを与えれば、
我々に有利かもしれないと笑みを浮かべてホテルへ向かった。
この日、なぜか都内のホテルがほぼ満室で、
宿泊代が出るのに新宿二丁目のカプセルホテルだった。
チョコバナナフェスがはじまった
次の日、プログラマーののぼ、撮影係の社領と合流。
イベント当日である。
PARTY中村さん、AR三兄弟・川田さん、シモダさん、家入さん、
しくみデザインさんなど、数えきれないWEB業界のメンバーが、
普段芸人さんが利用されている楽屋に次々入ってくる。
最近、やってるゲームの話をするクリエイター達。
そしてイベントが始まるとみんなモニターに集る。
特にプレゼンのメンバーは
「ルミネtheよしもとのお客さんのウケを取る」という
大仕事の前で人のウケに敏感になっているのかもしれない。
「次は自分の番だ。」と思いながら見守る人々。
お客さんは満員です。
芸人さんはみんなすこぶる面白い。
今まで見た中で一番ウケてた川田さん。
未だに続く録音作業
そんな中我々はいまだにプレゼンで使う、
音声の録音でてんやわんやしていた。
ケンドーコバヤシさんや、テレビ通りの雰囲気のしずちゃんの
緊張感を受けながらなんとかプレゼンを完成にもっていく。
こちら、お土産のケンドーコバヤシさんの「株式会社人間」です。
快く録っていただきました。
ええ声の「株式会社人間」
プレゼン始まる30分前。
妄テレで勝負
そーこーしているうちについに我々のプレゼンの順番が来た。
紹介するのは「妄テレ」という超能力だ。
簡単に言うと、女の子を見ながら、
別の女の子の卑猥なセリフを聞くことで
どんな女性でもエロい人に仕立てあげる作品なのだが
アプリでもないし、WEBサービスというと固いので、
テレパシー的な超能力だと紹介した。
ケンコバと言えば妄想。
舞台上で、合法的にケンコバさんが女の子に
セクハラできるようにしようという魂胆で作ったのだが、
500人のお客さんの前でそれをやっても
警察に捕まらないなんて本当にいい発明をしたなと思う。
その時のプレゼン。
緊張しすぎて時間見れてない山根。
客席から来た女の子の心の声を聴きまくります
やったー!セクハラだー!セクハラ三昧だー!
ケンコバさんがセクハラをしてみんなが笑う。
平和な日本に生まれてよかったなと実感。
最後に、ズコーとこけてプレゼン終了。
後々気づいたんですが、芸人さん差し置いて、
クリエイター側がコケたりしてるのうちくらいでした。
これが敗因だったら文句はありません。
ドテー
人間はだいたい2位
しかし、自分達のプレゼンが終わったあと、
立ち見席で他社のプレゼンを見ていて驚いた。
AID-DCC×徳井義実組が面白いのだ。
もう、アプリとか、WEBサービスなんて関係ない、
コントと技術が一体化している!アプリコントや!
そんなAID-DCCのヒゲに負けました。
100万円分のTENGAください。
やっぱり負けたー
ガッカリ。
飲み会・あとがき
そのあと、同じ舞台に上がった
WEB業界の面白い人達の打ち上げがあったんですが、
僕はプレゼン作りで燃え尽きてしまって、
朦朧としながら、弊社の社領が鼻にわさびをつっこんで
鼻血を出している光景を見ていただけでした。
自分の名刺を丸めてわさびを鼻に入れる下品な女
とにかく、この業界のキーマンがこれだけ集まって、
お笑いのお客さんという“この業界じゃない人”を相手に
良いリアクションを求めるというのは、
作り手と受け手の縮図という気がして、
楽しく参加させていただきました。
それでは現実は厳しいので、
僕は「妄テレ」で妄想の世界に行ってきます。