武藤崇史です。
株式会社TOROMI PRODUCEは、『食べる、を面白く。』をテーマに、食に関する事業を行うMBSメディアホールディングス傘下の新会社です。飲食店のプロデュースや商品開発など、食とエンターテイメントをかけ合わせ事業を広く展開します。
代表取締役社長は本郷義浩氏。『水野真紀の魔法のレストラン』をはじめ長年料理情報番組、バラエティ、ドキュメンタリーを担当してきた毎日放送のプロデューサーです。
新規設立にあたり、名刺からWebサイトまで、ビジュアル面でのトータルブランディングをお手伝いさせていただきました。
目指したのはおいしそうで、面白いコーポレートデザインです。
OUTPUT
VI
コーポレートサイト
社名にもあるとろみは旨味の象徴です。高級感をイメージしたコーポレートサイトにとろみをかけてみました。
ツール
とろみにちなんだ一風かわった会社ツールをデザインしました。
とろみがかかって名前が見えない名刺
設立パーティ案内状(自動販売機の食券型)
とろみがかかったコーポレートサイトができるまで
本案件開始時、まずはビジュアルで表現したい「TOROMI PRODUCEらしさ」を言葉で定義していきました。本郷社長へヒアリングし、社名に込めた思いや今後の展望を伺う中で出てきたフレーズが、「おいしそうで、面白い」です。テレビ局のコンテンツ力を武器に、食ビジネスを前進させる、まさにTOROMI PRODUCEらしいフレーズです。
「おいしそうで、面白い」をキーワードに、デザインまわりのコミュニケーションを形成していきました。
社名にもなっている「とろみ」は旨味の象徴。
webサイトにとろみがタラタラとかかっていたらおいしそうだし、見たことない表現だからきっと面白い。そんなノリで「とろみがかかったコーポレートサイト」というアイデアが生まれました。
そうと決まれば、まずはとろみ表現の研究です。
会社で、あんかけを作りました。
「しゃばいね。もっと、とろませて。」料理ができないデザイナー松尾さんが、ベテラン料理長の口ぶりでとろみに注文をつけます。
下からとろみを見てみようと、サランラップにあんかけをかけている松尾さん
とろみの色味、光沢、質感などを確認し、おいしそうなとろみを追い求めました。
そしてそれをWebサイトで表現するプログラム開発も行いました。
物理演算とメタボール表現を使い、とろみが流れていく動きを表現。ブラウザへの負荷となめらかな表現を両立させるプログラムを開発しました。またセキュリティ面の不安要素の対応としては、Shifter(DigitalCube Co. Ltd.)とformkeepを使用しました。
トロトロに仕上がった出来たてホヤホヤのWebサイトです。
www.toromi.co.jp
クレジット
Client: 株式会社 TOROMI PRODUCE
Producer: 花岡(人間)
Art Director: 松尾聡(人間)
Designer: 高橋美幸(PARADISO)
WordPress Theme Developer: 飯田潤(PARADISO)
WebGL Developer: 河本裕介(人間)
Director: 武藤崇史(人間)
Photographer: 遠藤正太(VENDO)
Food Stylist: 加藤真理
Technical Director: 山本貴裕(PICOLI/MBS)
Printing: サンクラール