“おつかれ”なイケメンを観察するバラエティ番組
ABCテレビで放送されたバラエティ番組「イケメン乙」の企画協力を担当しました。
この番組はイワクラ(蛙亭)、荒川(エルフ)、熊本プロレス(紅しょうが)の仲良し女芸人3名が、顔は良いけど中身に難ありの「おつかれイケメン」を観察するイケメン観察バラエティとして毎週土曜日25:15〜25:30で放送。
中野(蛙亭)率いる「私立イケメン学園」のロケVTRを3人がスタジオから観察し、オツカレイケメンたちの言動にダメ出しやツッコミを入れていきます。
人間はこの番組の制作において「初期段階の番組構成企画」と「放送後の演出・プロモーション企画」を協力させていただきました。
初期段階の番組構成企画
ABCテレビさんから相談があった時点では「おつかれイケメンを女芸人が観察する」という企画趣旨と「女芸人の外側にもレイヤーを作って3重構造にしたい」というコンセプト案がありました。
その段階から2社でブレスト会議を行い、人間から「番組を映しているテレビを誰かが見ている映像の番組」という企画を提案させていただきました。
つまり、「①ロケをしているおつかれイケメン」の映像を見ている「②スタジオで観察する女芸人たち」がいて、その上で「③番組映像を見ている人」がいるという3重構造になっているのです。
絶対に無理だろうと思っていましたが、ABCさんは実際に放送してしまいました。
放送後の演出・プロモーション企画
放送後は毎週定例会議を行い、番組の反響を踏まえてのテコ入れに関わる演出案やSNSでのプロモーション案について企画協力をさせていただきました。
主に演出案で協力したのは「イケ乙ポイント」と「伏線回収」についてです。
「イケ乙ポイント」は番組内のテロップとして表示される、番組側からのツッコミコメントのようなもので、こちらのテキスト案を毎回出させていただきました。
そして「伏線回収」というのは、先述の「番組を見ている謎の人物」という奇妙な構成に対するものです。
当初は意味なんて考えていなかったのですが、ABC社内やTwitterでも「あれどうなるの?」と疑問の声が上がったため、急遽用意することになりました。
2社でブレストを重ね、最終的に『異世界転生』をテーマにした壮大なSFストーリーが完成。
番組の最終話でネタバラシをして伏線回収しました。
クレジット
Client: 朝日放送テレビ株式会社
Director: 白井康太(枠)
Planner: 岡シャニカマ(人間)、山根シボル(人間)
Producer: 花岡(人間)