やまびこは生きている
体験型アートイベント「シダレミュージアム2024 パワーワード展」にて、アート作品「民間のやまびこ」を制作しました。
パワーワード展とは話題になった言葉や、インパクトの強い言葉を「パワーワード」と定義づけ、各々が選んだパワーワードをテーマに制作された作品を楽しむアートイベント。展示期間は2024年4月5日(金)〜11月24日(日)、場所は自然体感展望台六甲枝垂れにて開催されました。
アート作品「民間のやまびこ」
「民間のやまびこ」とは、山に向かって「ヤッホー!」と叫ぶと、民間のやまびこ師である山彦氏が独特の声で「ヤッホー!」と叫び返してくれる作品です。
返してくれる「ヤッホー!」は、叫んだ回数や声の大きさ、長さで決まり、回数を重ねすぎてしまうと、山彦は度々苛立ち、自分の感情をのせてやまびこを返してしまうときもあります。
山に向かって叫ぶと、民間のやまびこ師がやまびこを返してくれる作品をつくりました。
11/24まで六甲山山頂で展示してます。https://t.co/lzAC2P3Vtq pic.twitter.com/dCnl6m4STp— 株式会社人間 (@ningen_inc) May 5, 2024
<解説>民間のやまびことは
戦後まもなく国営のやまびこが撤退したため、六甲山では民間のやまびこ師が長きに渡って活躍してきた。しかし後継ぎもおらず高齢化が進み、昔と比べると耳も遠くなり大きな声も出ないため、人間(音)の方に近づくことを余儀なくされた結果、近年やまびこ師の姿を確認できるようになった。国営のやまびこと比べると待遇も悪く、過酷な労働環境にある民間のやまびこ師は度々苛立ち、自分の感情をのせてやまびこを返してしまうなどプロ意識の低さをうかがわせる。
没ネタ
残念ながら、社内の会議で採用されなかった没ネタを紹介します。
エクスカリワード
クレジット
Creative Director: 山根シボル(人間)
Art Director: 松尾聡(人間)
Planner: 松尾聡(人間)
Engineer: 河本裕介(人間)
Director: 武藤崇史(人間)
Assistant Director: ミウラセナ
Cast: 鍋島浩(MC企画)
Sound Producer: 林貫志(ヒッツコーポレーション)
Control Panel Fabrication: 株式会社ジューコー
Producer: 花岡(人間)