「揚げましておめでとうございます」年賀状の天ぷらのつくりかた

2018.01.09

山根 シボル
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山根 シボル

揚げましておめでとうございます!
山根シボルです!
おかげさまで8年目も無事に年を越せました!

なにが「無事」だったかというと、年賀状の制作がなんとか間に合ったということですよ。

毎年「自分たちの生存を確認させるために勝手にモノを送りつける日」と勘違いしている我々ですが、今年は本当に大変でした。

人間の年賀状2018

早速ご紹介します、「年賀状の天ぷら」です。

今年は年賀状をカラッと揚げてみました。
それにしても「頓花聖太郎」って変な名前ですよね。
「聖太郎」が作った会社が「闇」って、何があったんでしょうか。

値札シールも、僕の故郷である「スーパー玉出」を参考にリアルさにこだわりました。
2018年の弊社に社領エミが含まれていないことも表現。

僕のアイデアを聞いて、トミモトさんが「これ、揚げましておめでとうございますでいいじゃん」って言ったので3秒でコピーが決まりました。

この筆字、本当はメインで使う予定だったので「ソ道」でも協力いただいた書家の薛 翔文さんにわざわざ書いていただきました。
実は没になったデザインは裏面に印刷しておりますので、勇気ある方はフタを開けてみてくださいね。


いろんな工夫とともにネットに揚げられる年賀状の一例

SNSでの反応もたくさん揚がっていて、結果として“フォトジェニックでインスタ映え”する年賀状になったとホッとしております。

恐ろしいほどにテストと失敗の連続

「年賀状を天ぷらにして送ろう」と思いついた時はシンプルだし楽できそうって思ったんですが、恐ろしい工数になりました。

まず、実際の油で揚げるのは、さすがに臭いや品質の点で「生のさつまいも」を送った時の悲劇が繰り返されるだろうと考えて、食品サンプルの自作に挑みました。
プロの業者に頼んだら「1枚1300円」という恐ろしい単価が返ってきたからです。


インターンの瀬尾さん

そこで、11月からインターンシップで入ってきた精華大学の瀬尾さんに「食品サンプル」の研究やパッケージ業者との交渉を任せたのですが、天ぷらを見るたびに思い出せるようなトラウマができて、いい経験になったと思います。

WEB作る会社で食品サンプルを作らされる大学生

「出来た!」と喜んでいたが、今見たら黄色いスポンジにしか見えませんね。

郵送テストも実施。
最初は木工ボンドを使ったのでハガキがふやけたり、パック中にボンドが飛び散ったり散々な結果に。
郵便局の車って、コマのようにぐるぐる回転しながら走ってるんでしょうか。

そんなこんなで、ネタは早く決まったのですが、製法を確立するまで時間がかかりまくったのです。

年賀状の天ぷらのつくりかた

2017年最終週になり、年賀状制作の工程をまとめてみたら青ざめました。

まずはころも400枚の量産作業。
レシピは

年賀状の天ぷらのころも(5人前)
・パラフィンワックス … 100g
・マイクロワックス … 10g
・着色用のクレヨン … 適量

と、意外とシンプル。
これを湯煎で溶かし、ぬるま湯に落とすとあら不思議。


どん兵衛に入ってそうなころもが!


ひたすら作って…


乾かす。

これを400枚以上。2日かかった。

さらに天ぷらを入れるケース作り。
そして、地獄の封入作業に入ります。

めずらしく社員総出で作業の連日。
アルバイトや名誉奴隷の皆様にもお手伝いいただき、郵便局が終わる前になんとか間に合わせる姿は、まるで「おせちの納品を急ぐお弁当屋さん」のようでした。


ちゃんと数える

そしてギリギリ、12月29日、シャッターを閉める直前の郵便局に滑り込みセーフ。
窓口で担当してくれたお姉さんは「なにこれ!本物かと思った!◯◯さん見てこれ面白いでしょ!?」と、意外にウケたのは嬉しかったけど、人にボケを説明しだすので逆に恥ずかしかったです。

しかし、そんないい人が、閉店したあとも天ぷらの数を一人で数えてくれてる姿を見て「ああ、今年も色んな人に迷惑かけたな」と反省したフリをしておりました。

ハードル下げようと思ったら揚がった

去年の不在票年賀状がまあまあウケたので、今年はシンプルなダジャレでハードルを下げようと思ったら、うっかりまた上がった気がします。
来年はさらにくだらない、そして定形に収まる年賀状を目指してがんばります!

「年賀状の天ぷら」の製作に協力してくれた方々

瀬尾朱音
太田みか
大沢隆之
佐々木航大
松原愛
加藤唯
オノさん

本当に助かりました。ありがとうございます!