どうも、岡シャニカマです。
突然ですが今日は株式会社人間の働き方を紹介しようと思います。
というのも先日、代表の花岡さんがこんな愚痴をこぼしていました。
「みんな自由すぎるやろ。もう管理できない。」
経営者として匙を投げたような発言ですが、同情できる部分もあります。
なんと社員のトミモトさんが花岡さんの知らない間に東京へ行って仕事していたのです。(本人曰く報告はしてたそうです)
この状況、社長の花岡さんからすれば由々しき事態なのかもしれませんが、社員にとっては「自由に働くことが認められている」というポジティブ要素です。
きっと、これから人間で働きたいと思った人にとって有益な情報になり得るでしょう。
そこで今回は自社PRとして、社員たちの自由奔放な仕事ぶり、管理の不行き届きっぷりを大々的に紹介していこうと思います。
会社に来ない社員たち
まず冒頭で触れたトミモトさんを筆頭に、社員は全然会社に来ません。
というのも、コロナ禍でリモートを導入したところ、社員たちは「別に会社行かなくても仕事できる」ということに気がついたのです。
例えば同じ時期に子供が産まれた松尾さん、武藤さん、そして私は家で子育てをしながら仕事をしているので、週の半分は家で仕事をします。
妻と喧嘩するなどして家の居心地が悪化しない限りはこのペースです。
仕事に支障が出ないのか?と心配な人もいるでしょうが、基本的には大丈夫です。
一度、武藤さんがクライアントとの会議でギャン泣きしている子供を抱っこしながらファシリテートしたところ、うるさ過ぎて会議にならなかったことはありましたが、大した問題にはなっていないそうです。(本人談)
また、トミモトさんは基本的にどこにいるのかわかりません。
「年間400食」というノルマがあるカレーを食べに行っていることもあれば、個人でライターの仕事をやっていたりもします。
これもあくまで“花岡さんが把握している限り”なので、本当はもっと意味不明なところで仕事しているかもしれません。
気になったので聞いてみると「湘南のビーチで仕事してたことはある」という回答がありました。
こんな感じで社員が全然会社に来ないので、会社には山根さんしかいないこともしばしば。
そんな日は山根さんは誰もいない会社にきて、誰とも会わずに帰っていくそうです。
会社に来る社員でもない人たち
社員は会社に来ないのですが、その代わりに社員でもない人が会社に入り浸っています。
その代表格が百瀬ガンジィさんです。
「家にエアコンがないから」と人間にきては、勝手に水をかっぱらい、お中元をつまみ食いし、関係のない打ち上げに参加してタダ飯を食べていきます。
本人は「野良猫だと思ってください」と言っていましたが、個人的には「ドラ猫」の方が適切な表現だと思っています。
あと2022年1月に人間を辞めた元社員の木戸さんも、なぜか会社に居続けています。
木戸さんはフリーランスになったものの、家は仕事とスマホゲームに集中できないので、人間のデスクを月額15,000円でレンタルし続けているのです。
毎月レンタル費を払っている木戸さん
ちなみにガンジィは一銭も払っていないのですが、勝手にデスクを陣取っています。
何度か「ガンジィもレンタル料払えよ」という話になっているのですが、その度にヘラヘラして逃げ切るからすごい。
一銭も払わずにデスクを使うガンジィさん
また、人間には常時インターン生が3〜4人もおり、週3日ペースで出勤しています。
彼らの大半が「面白い企画がしたい」とか「企画から制作までの現場を知りたい」と、キラキラした目でやってくるのですが、その目も1ヶ月ほどで輝きを失います。
人間に来て4ヶ月ほど経つデザイナー志望の江口くんに今までで一番キツかった仕事は?と聞いたところ「イガ栗でスマホケースを作らされたことです」とのことでした。
インターン生の苦悩はこちらのブログに詳しく書かれているので、興味ある方はぜひご覧ください。
会社以外で働く社員たち
会社に来ない社員たちは、会社以外の仕事もしていたりします。
松尾さんはたまにデザイナーとして仕事をしていますし、トミモトさんも「カレーマニア」として雑誌に載ったりテレビに出たりしています。
かくいう私も個人的に企画の相談を受けたりしていますが、トータル2件ほどしか依頼がないので、依頼されていない仕事をあったことにして企画を考える「ない会社」という活動を続けています。
武藤さんは奥さまの経営する会社「株式会社人と音色」の仕事もしていて、勤務時間中でもお構いなしに仕事をしています。
しかも、それを会社のGoogleカレンダーに思いっきり書いているので、たまに指摘されていますが、特に反省している様子は見られませんでした。
そんな武藤さんは人と音色をより成長させるため、実は東京に家を借りています。
兵庫の家も残しつつ月の半分は東京に行き、東京のプロジェクトを立ち上げるために「渋谷キューズ」という会員制の施設まで借りています。
この「渋谷キューズ」もレンタル費を浮かせるため、無理やり人間との共同プロジェクトを立ち上げて借りているそうです。
「何か問題あります?」
会社にいても自由な社員たち
これまで紹介した社員とは異なり、会社に毎日来ている珍しい社員が1人います。
バックオフィスのバーバラさんです。
バーバラさんは毎日会社に来て真面目に仕事しているのですが、ランチで「ハッピーアワー」の文字を見ると躊躇なくビールを頼みます。
ほろよい状態で大事な作業などをするので花岡さんはヒヤヒヤしているそうですが、特に問題は起きていません。今のところは。
人間は社員の邪な気持ちを叶えるホワイト企業
とても自由で管理されていない「自由な社風」がお分かりいただけたでしょう。
花岡さんに「正直どう思っているんですか?」と聞いてみると「ちゃんと仕事してるんならええけど」とのことでした。
つまり、人間は管理コストを極限まで下げたうえに、社員たちの「家にいたい」「東京行きたい」「酒飲みたい」といった邪な要望が叶えられる、まさに「Win-Win」な関係が築き上げられた超ホワイト企業なのです。